@adamu_of_FUNのブログ

数理生物学の見習い学徒として日々のアイデアや振り返りなどを綴ってます

積読になっている本や読んでおきたい本のリストアップ

最近は研究が忙しくて、積読になっている本を消化できていないため、読み進めるモチベを保つべく、このような記事を書いてみることにしました。 あくまで、自分自身の為に書いたメモ書き程度の内容ですので、ご了承ください。

物理系

  • 生命の物理 (新装版 現代物理学の基礎 第8巻) / 大沢 文夫ほか共著

日本の生物物理における古典的な名著。生物物理における父と呼ばれる大沢文夫さんの著書なので、是非とも読んでおきたい。

熱統計は自分で色んな文献を参照しながら勉強しただけなので、難しめだが評判が非常に高いので、ちゃんと取り組みたい。

通称「場古典」で有名。量子力学の担当教員からも是非とも読むように勧められた(理想は全巻)。積読状態になっている。

「趣味で相対論」の後に読みたくなり、現在モチベがある。

数学系

完全に積んでしまっている。今は吉田洋一さんの本をやっている

  • 線形代数の世界 : 抽象数学の入り口 / 斎藤毅著

線形代数の先の内容。東大出版の線形代数入門ではメインで扱われていない双対空間や商空間など、 抽象的な概念をマスターする為に読破したい。

  • リッカチのひ・み・つ 解ける微分方程式の理由を探る / 井ノ口順一著

なんかTwitterで良い本であるというツイートが回ってきた。Twitter is 最強。

  • Category Theory for Programmers / Bartosz Milewski

作者自身によって、以下のページで公開されている。今年の10月に出たばかりの新しい本である。 全く知らない人を考慮した導入から、後半では米田の補題、埋め込み、豊穣圏などが取り上げられている。僕が興味あるのは辻下徹氏の高次元圏なので、alg_d先生の文献を読むことを今のところは優先している。全部読んだ人がいれば是非とも評価を聞きたい。 https://github.com/hmemcpy/milewski-ctfp-pdf

東京オリンピック非連携大学一覧(国公立大学)を調べてみた

2020年にいよいよ東京オリンピックですね。

さて、この記事を読んでいる学生の方は以下のリンクにまとめられている協定大学に所属している場合が多いかと思います。

 

私の所属大学(普段のツイート内容から予想つくと思いますが)は非協定大学だったので、非連携大学は他にどんな大学があるのか気になりました。私大まで含めてしまうと、調べるのが大変なのでここでは国公立大学のみでまとめてみました。

tokyo2020.org

それではいきましょう。

 

<北海道>
・釧路公立大

・公立はこだて未来大

名寄市立大

 

<東北>

・青森公立大

 

<関東>

前橋工科大

 

<中部>

富山県立大

・石川県立看護大

・市立小松大

・長野大

・長野県立大

・公立諏訪東京理科大

・岐阜薬科大

情報科学芸術大学院大学

 

<近畿>

三重県立看護大

・福知山公立大

・神戸市看護大

 

<中国>

尾道市立大

福山市立大

山陽小野田市立山東京理科大

下関市立大

 

<四国>

該当なし

 

<九州・沖縄>

・福岡女子大

 

といった感じでした。中部地方が何故か多いといった印象。

資料としては以下を参考にしました。

 

日本の国立大学一覧 - Wikipedia

 

日本の公立大学一覧 - Wikipedia

 

 

複雑系科学とは

久しぶりの投稿です。今回は複雑系科学とはどんなものを扱うのか述べて行きたいと思います。

 

世間的には、複雑系科学という学問自体が非常に認知度が低いものであると私は感じています。他大学の友人や家族、親戚の人などに説明してもイメージが湧きづらい印象のようです。物理系を専攻する人の中に、複雑系科学に興味を持っている人が一定数いることがせめてもの救いです...

 

では、本題に移ります。

 

そもそも複雑系とは? 

→実はまだ、厳密な定義はありません。

1990年代に注目を集めるようになった比較的新しい思考方法です。「要素が多くて複雑だ」とか「理解できないから複雑だ」ということから複雑系と呼んでいるわけではありません。自然界などにおける全ての現象が多くの相互に関連する要素をもち、その要素を細かく分けて一般性を見出そうとすると、本質が抜け落ちてしまうのです。そのようなことがらへのアプローチとして「複雑系」という概念が生まれました。

 

 

複雑系科学を名乗る専攻ではどのようなことを扱っているのか?

 

1.講義について

まず、私の所属の講義内容を大まかに挙げます

<数学系>

微積分、線型代数離散数学微分方程式複素解析フーリエ変換、確率論、力学系、カオス・フラクタル理論

<物理系>

力学、熱・統計力学量子力学(私の入学した年のカリキュラムでは消滅)、生物物理学

<情報系>

プログラミング(c言語)、オートマトン理論、複雑系計算論、OS論、アルゴリズムとデータ構造、数値解析、情報理論、データベース工学

<その他>

電子回路、ゲーム理論生命科学バイオインフォマティクス

 

ぱっと見る限り、浅く広い範囲をカバーしていることになります。

 

2.研究範囲

私の所属する専攻での研究室を挙げると、、、

 

<数学系>

力学系微分方程式系、可積分系、数理医学

<物理系>

生物物理(タンパク質、ナノマシンインタフェースなど)、統計力学、物性物理、量子情報、宇宙物理学

<情報系>

機械学習ニューラルネットワーク、セルオートマトン、マルチエージェントシステム、統計的処理、情報理論

<その他>

脳科学ゲーム理論

などなど

 

といった感じになります。

 

このように数・物・情報といった幅広い分野を扱っております。これを読んで、少しは興味をもって頂ければと思います。

拙い文章ではありますが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

春休みの振り返り

前回の更新から一ヶ月ほど期間を空いてしまいました。

4月になったので春休みの振り返りをしたいと思います。

 

<やったこと>

・熱・統計力学の基礎勉強

大沢文夫「大沢流 手作り統計力学」,名古屋大学出版会 (2011)

馬場敬介 キャンパスゼミ「熱力学」,マセマ (2017)

・内部観測の復習

松野孝一郎「内部観測とは何か」,青土社(2000)

松野孝一郎「来るべき内部観測」,講談社 (2016)

・セルオートマトンの勉強

森下信 「セルオートマトン 複雑系の具現化」,養賢堂(2003)

高橋大輔,広田良吾「差分と超離散」,共立出版 (2006)

 

<読んでる途中の本>

・石坂智 他「量子情報科学入門」,共立出版 (2012)

・三村晶泰 他「マレー数理生物学」, 丸善出版(2016)

・Steve Awodey 著, 前原和寿 訳「圏論原著第2版」,共立出版 (2011)

 

以上。

 

勉強の記録2/4~2/11

更新が遅くなりました...!

 <今週やったこと>

・研究計画書&書類完成

・内部観測のレジュメ作りを始めた

・熱力学の第一・二法則、エントロピーの分野熟読&例題

・アストロバイオロジー読了(↓これです)

http://pub.maruzen.co.jp/shop/9784621300008.html

 

・応用情報〜午前過去問&教科書のセキュリティ分野熟読

 

 

 

勉強の記録1/28~2/3

毎日の更新なかなか辛いものがあったので、ウィークリーに更新を心がけます。

今週やったこと
○試験勉強(カオスフラクタルなど)
○熱力学基礎の参考書熟読
○アストロバイオロジーの入門書1〜4章

あとは、研究計画書にかなり時間持ってかれた笑
昨日から春休み始まったので色々頑張ります